一升谷(いっしょうだに)

 堂尾を過ぎると道は茶屋川にそって、往還の面影を最もよくとどめてい一升谷に入る。一升谷は、釿切まで約2㎞の上り坂道で、昔から、あまり急な坂道のために、この坂を登りきるまでにちょうど一升なくなることから、このように呼ばれてたといわれている。
 山間に入って、道の左側に田圃(でんぽ)があり、しばらく歩くと、道の左側に幅約1メートル、長さ約40メートルにわたって石畳が、釿切まで数カ所ある。
 400年の風雪に耐えた石畳である。
 石畳を過ぎてしばらく進むと、左側に、町田梅之進自刃地がある。そして、その奥まった所に、「東京行司木村久治墓」と書かれた墓石がある。東京、行司、木村となにかいわれがありそうだが、はっきりした言い伝えがない。

一升谷の石畳